環境制御装置をハウスに設置しました。

8月26日、農業科野菜ハウスに環境制御装置(アルスプラウトシステム)の設置とセットアップが完了しました。換気扇と温風暖房機の自動制御のみを有した雨よけハウスにこの装置を設置し、サイドカーテンや内張カーテンの自動開閉と自動潅水装置を追加することで、ハウス内の温度、湿度、日射量、土壌環境、炭酸ガス濃度を測定し、外部気象データの風情報や感雨なども考慮しながら最適な栽培管理を行うことが可能となりました。つまり簡易ハウスが、高機能のガラス温室並みの栽培管理ができる機能を持ったことになります。従来の雨よけハウスの管理作業では、経験と勘に頼ることが多く、潅水や換気のタイミングが遅れることや温度が上がり過ぎたり下がり過ぎたりすることもありましたが、最適化を進めることで篤農家レベルの栽培管理を実現できる可能性があります。しかも遠隔地からハウス内の状況をいつでも把握でき、制御することができるので複数の施設を効率よく活用することができるようになります。9月からのトマト栽培で活用していきます。※アルスプラウトシステムはワビット社とサカタのタネが共同して販売提供しているシステムです。

ドローンで農薬散布

8月26日、興陽高校の水田では、ドローンによる農薬散布を農業法人「国定農産」に依頼して実施しました。本校のOBで国定農産の若手パイロットの加藤さんが、ドローン(農業用マルチローターMGー1)を操縦し、約6haに殺菌剤(モンカットラブサイド20フロアブル いもち病と紋枯病 8倍液)+ 殺虫剤(アプロード スタークル ゾル ウンカ類ツマグロヨコバイ カメムシ類 8倍液) +殺虫剤(ロムダンエア コブノメイガ ニカメイチュウ 16倍液)の混合液を散布しました。1haに掛かる時間は約10分程度、効率のよい農薬散布でした。ココをクリックするとその様子を見ることができます。なお、タブレットを使ってアグリノートに農薬散布の記録を行いました。