造園デザイン科 園芸装飾技能士と造園技能士実技試験挑戦

7月13日、造園デザイン科3年生が、園芸装飾技能士の検定3級と2級に挑戦しました。園芸装飾に必要な技能を認定する国家資格で、2級は、培養土作成作業、鉢上げ(鉢替えを含む)作業、剪定・整姿・清掃作業、繁殖作業及び整理作業を行い(試験時間=2時間)、その後、課題図に示すインドアガーデンを制作します。(試験時間=2時間)そして3級は、課題図に示すインドアガーデンを制作します。(試験時間=1時間20分)今日は、興陽高校と瀬戸南高校の生徒が挑戦しました。なお、3級の実技試験の様子はココをクリックすれば見られます。また、14日には、造園技能士3級の実技試験が行われました。3級の実技試験は、指定された区画内に竹垣製作、縁石敷設及び敷石敷設を行う作業試験(試験時間=2時間30分)と樹木の枝の部分を見て、その樹種名の判定について行う要素試験(試験時間=5分)とがあります。なお、実技試験の様子はココをクリックすれば見られます。

家庭科技術検定検定 被服製作・洋服2級と食物1級に挑戦

7月13日、被服教室では家政科と被服デザイン科の2年生の生徒が、生徒が家庭科技術検定 被服製作(洋服2級)に挑戦していました。制限時間3時間内で日常着を製作をする実技試験です。実際の様子はココをクリックすれば見られます。また、調理実習室では、家政科3年生が食物1級に挑戦していました。制限時間90分で、生徒各自が考えた献立で「65才の祖父の誕生祝いの料理」を作りました。実際の様子はココをクリックすれば見られます。

食物検定2級の練習 & ウォーキング講習会

7月10日、調理実習室では、家政科2年生が家庭科技術検定「食物 2級」の練習をしていました。17才女子の通学用弁当を50分の制限時間内に作ります。また、興陽館では、被服デザイン科3年生が、中国デザイン専門学校の長舩 圭二先生を講師にウォーキングについて勉強していました。それぞれの取り組みの様子はココをクリックすれば見られます。

 

Airレジを使った販売実習

7月5日(金)、今日は、興陽高校アンテナショップ とれとれ市場「たまこ」の販売日です。(「たまこ」の営業時間はココをクリック)定番の人気商品である平飼い有精卵(1パック 300円)に加え、トマト、ナス、各種草花の販売を行いました。写真は、今日の販売担当の造園デザイン科3年生が、販売終了後に売上金の確認をしている様子です。ちなみに本日の売り上げは約27,000円でした。さて、本年度から興陽高校では、スマート農業の一環として、Airレジを導入しています。写真にもコンパクトなAirレジが写っています。Airレジ(エアレジ)とは2013年からリクルートが開始したタブレットレジサービスで、無料で活用することができます。このシステムにより、確実な会計処理ができるようになり、売り上げ分析も可能になりました。どんな品目が売れ筋なのか一目で分析できるため、多くの店舗で積極的に導入されています。学校では販売実習で使用し、年間の売り上げ動向等を把握します。

スマート農業による未来の農業を支える後継者の育成

令和元年度、興陽高校はスマート農業による未来の農業を支える後継者の育成テーマに掲げ、県の新規事業「高等学校魅力化推進事業」としてスマート農業学習プログラムの開発に取り組んでいます。以下にその概要を示します。
(1)GPS機能を有する農業機械の活用と施肥技術の改善(学校独自予算)
    ◇ヰセキ農機のGPS直進アシストと可変量施肥のできる最新型の田植え機の導入
    田植え時に電気伝導度(EC)を測定し、残存肥料を差し引いて均一な施肥を実現
    する。減肥効果が期待でき、倒伏防止にもつながる。
(2)ドローンの操作と画像解析(JA共済連支援等)
    ◇リモートセンシングおよび葉色解析サービス
   専用ドローンを使って水田の上空から撮影した写真を画像解析し、稲の生育状況を分
   析するサービス(ファームアイ(株))を利用する。これにより水田の肥料成分のば
   らつきを把握し、肥料代の節約、生育揃い向上等の生産性向上のためのデータを収集
   する。
   ◇学校所有のドローンで水田の上空から撮影した写真を使って、葉色分析をするシス
   テム(スカイマティクス(株) いろはシステム)を利用する。これにより稲の生育
   状況を把握し、収穫適期を判断する。リモートセンシングで得られたデータと比較
   し、学校の授業で活用できる生育診断ツールとしての可能性を検討する。
(3)GAP認証用アプリの活用(JA共済連支援等)
 ◇タブレットを2台導入し、GAP実践に必要な農作業の記録(施肥管理、栽培管
    理、農薬散布等)を農場アグリノート(経営日誌アプリ)を使って実践する。1台
    は管理者用、もう1台は生徒用である。GAP教育の一環として作業記録の共有化を
     図り、作業の効率化に繋げる。
(4)ドローンを使ったプログラム学習(JA共済連支援等)
   ◇プログラム学習の一環としてプログラム言語スクラッチによるドローン制御につい
   て学習する。農業分野における環境制御の学習に繋げる。小型ドローン(tello)、ノ
    ートパソコン
 (5)環境制御アルスプラウトシステムの導入(JA共済連支援等)
      サイドビニール、内張ビニール自動開閉装置  自動かん水装置
   ◇校内パイプハウス内(トマト栽培ハウス)に低コスト環境制御システム(アルスプ
   ラウトシステム サカタのタネとワビット(株))を導入する。このシステムはUE
   CS(ユビキタス環境制御システム)により、暖房機や換気装置等をコンピュータで
   制御でき、インターネットを経由して遠隔地から制御することが可能となる特徴があ
   る。比較的低コストでそれぞれの栽培環境に応じた対応が生産者自身で調整できる特
    徴がある。このシステムの導入により栽培環境をリアルタイムに把握でき、より最
    適化された栽培環境を実現できるようになると共に、農業の働き方改革にも繋がる
    次世代の農業技術である。近年、導入の進んでいるこのシステムを教育現場に導入
    し、教材化を検討する。
(6)普及型環境制御システムの開発(JA共済連支援等)
      ラズベリーパイ、センサー等  タブレット・ルーター  実験用ハウス資材
  ◇ラズベリーパイ(汎用コンピュータ)と各種センサーやリレー等で構成される農業
   学習に活用可能な簡易型環境制御装置を製作する。市販のIOTアプリ「BLYN
   K」を活用し、遠隔地からのハウス環境情報の把握と灌水等の環境制御を行う。スマ
    ート農業の教材としての活用を想定しており、専用の実験用ハウスを設置して、実
   証試験を行う。なお、学校の公開系ネットワークではプロキシ接続の問題があるた
   め、一般農家での使用環境同様にグローバルIPを持ったポート開放機能のあるネッ
   トワークの活用を検討する。
用語について
※1 スマート農業とは、ドローンや無人トラクター、ICTやIOT、AI、クラウドサービス等を活用し、省力化や高品質生産を目指す次世代型農業のことを言います。
※2 リモートセンシングとは、対象物に触れることなく、離れたところから形状や性質などを観測する技術のことを言います。ここではドローンで撮影した画像を解析して、植物の栄養状態を把握し、経営に生かす技術のことを言います。
※3 環境制御とは、農作物の栽培環境や生体情報を「見える化」(環境モニタリング)し、温室内の温度や湿度等を制御し、最適化を図ることで、生産性、収穫量・品質の向上に役立てることができます。