ライフデザイン科
LIFE DESIGN
令和8年度~

衣・食・保育を中心とした家庭科全般を学びながら、自分の興味・関心を見つけます。実習等の体験的な学びをとおして、技術や創造力が身に付きます。将来、ファッション・調理・保育・福祉など人の暮らしに関わる分野で新たな価値を創造し、クリエイティブに活躍できる人材の育成を目指します。

教育課程

1年生では学科の基礎となる専門科目を全員が学び、進路を考えた上で、「ファッション」「フード」「こども」の3つの類型から1つ選び、2年生からより深く学んでいきます。

取得できる資格

主な進路

過去3年間の家政科の進路

進学先

就職先

進路先につきましては、参考として「家政科」のページをご覧ください。

過去3年間の被服デザイン科の進路

進学先

就職先

進路先につきましては、参考として「被服デザイン科」のページをご覧ください。

3つの類型(2年次から)

ファッション類型

ドレス製作
デザイン画授業
制作展ファッションショー
制作展ファッションショー
アウターパンツ完成
デニムの日

先輩の声

令和6年度被服デザイン科卒業 宇野中学校出身
中村 美姫 さん
倉敷市立短期大学 服飾美術学科

 私はオープンスクールで被服デザイン科の活動を見て、興陽高校への入学を決めました。入学後は、さまざまな作品を制作して技術を高めてきました。
 2年生からは自分の興味関心に合わせて類型を選択でき、アイデアを形にする力やデザインを描き起こす力が身に付きました。3年生になると衣装デザインを一から考え製作し、ファッションショーで披露できたことが、高校時代の忘れられない思い出となりました。
 みなさんも興陽高校ならではの貴重な経験を通じて、自分の進みたい道を見つけてほしいと思います。

令和6年度被服デザイン科卒業 芳泉中学校出身
矢吹 綾香 さん
ワタキューセイモア

 私は幼いころから物づくりが好きでした。入学後は、裁縫やデザインを基礎から学ぶことができ、様々な経験を経て和服・洋服ともに被服製作技術検定1級を取得することができ、大きな達成感を得ることができました。また、和太鼓部に所属し、製作などで忙しい中でも練習に励み、さまざまなイベントに参加し、自分自身が大きく成長できたと感じました。
 興陽高校では、自分のやりたいことにチャレンジできる環境があります。今やりたいことに思いきり挑戦し、支えてくださる先生方や仲間を大切にしながら、充実した高校生活を送ってほしいと思います。

フード類型

食物調理検定1級作品
【調理実習】クリスマス料理
【社会人講師授業】シュガーデコレーション
宅配弁当
コンクール全国大会出場
【製菓】ロールケーキ

先輩の声

令和6年度家政科卒業 藤田中学校出身
山村 奈和 さん
ノートルダム清心女子大学 人間生活学部人間生活学科

 宅配弁当や宅配お菓子の取組を通じて、地域の方と深く交流することができました。高齢者の方々が喜んでくださる姿を見たり、感謝のお手紙をいただいたりして、大きなやりがいや達成感を得ることができました。3年生の時に「食」のコンクールに挑戦し、全国大会に出場することができました。緊張しましたが、貴重な経験を積むことができました。高校入学時には夢を持っていなかった私ですが、高校の学びを通して、人と人とのつながりに関心を持つようになりました。大学では街づくりを学び、将来は人のつながりを大切にできるカフェのような空間を作りたいと思っています。

令和6年度家政科卒業 荘内中学校出身
松浦 真綾 さん
西日本調理製菓専門学校 パティシェ・ブランジェ科

 将来パティシエになることを夢見て、食物系の類型を選びました。授業ではグループ活動が多く、同じ目標を持つ仲間と協力し、互いを支え合うことの大切さを学びました。特に頑張ったのは、各種検定の取得です。食物調理技術検定では、決められた時間内で調理を完成させる必要があり、計画的な行動力と判断力を身に付けることができました。主題に合わせて献立を立てる時に、栄養や彩りなどのバランスを考えることが最も難しかったです。
 高校での学びは、今後の人生で必ず役立つと思います。皆さんも夢の実現に向けて頑張ってください。

こども類型

オペレッタ発表
ペープサート発表
壁面構成
保育園実習
保育園実習
園児と芋の苗植え

先輩の声

令和6年度家政科卒業 芳田中学校出身
菅 優和 さん
ノートルダム清心女子大学 人間生活学部児童学科

 夢である保育士になるため、保育について深く学べる本校に入学しました。3年生では、保育技術検定1級の取得を目指す「保育実践」や年齢に応じた遊びの内容を考え保育園で実習を行う「課題研究(保育研究)」を選択しました。実際に子どもたちと関わることで、自分の知らなかったことを多く学ぶことができました。手作りのおもちゃで子どもたちが喜んでくれる姿を見て、とても嬉しくやりがいを感じました。
 興陽高校では、衣食住の幅広い知識を学ぶことができ、自分の可能性を広げることができました。皆さんも興陽高校で充実した生活を送ってください。

令和6年度家政科卒業 芳田中学校出身
矢野 奏 さん
川崎医療福祉大学 医療福祉学部

 私は将来、社会福祉士になりたいと考えています。実習や授業では、友達と意見を交換しながら福祉について理解を深めることができました。福祉を学ぶ中で、児童福祉に興味をもち、子どもと直接触れ合える「保育実践」の授業を選択しました。子どもの発想は本当に新鮮で、子どもの感性を大切にしながら関わることの難しさとやりがいを感じました。高校では自分のやりたいことを明確にして行動することが大切だと思います。皆さんも興陽高校で夢を見つけ、楽しい高校生活を送ってください。

ライフデザイン科 Q&A

Q これまでの学科と何が違うのですか?
A 家庭科と被服デザイン科が1つの学科となり、人の生活を支える学びをトータルで学べるライフデザイン科2クラスになります。衣食住・保育・福祉といった家庭科の内容を全般的に学ぶことに変わりはありませんが、2年生から、それぞれの興味関心に応じて類型を選択し、専門性を高めます。

Q 2年生からの類型はどのようにして決めるのですか?

A 2年生から3つの類型(ファッション/フード/こども)があり、自分の興味関心や適性に応じて、希望の類型を選択できます。基礎的な専門科目を1年生で学ぶことで類型選びにつながります。したがって入学時に類型を決めていなくても大丈夫です。

Q 栄養士になりたいと思っていますが、看護や福祉にも興味があります。ライフデザイン科で大丈夫ですか?

A 選択した類型の学びに重点を置くようになりますが、どの類型意を選択しても「数学」や「化学」などの授業を選択することができるため、医療・看護系の進学にも対応できます。これまでの家政科等と同様に、幅広い進路(フード系、ファッション系、保育系、福祉・看護系等)を見据えたカリキュラムになっています。

Q ライフデザイン科の魅力を教えてください。

A 専門家の方から教えていただく授業が多くあり、技術や感性が高まります。商品開発やマーケティング、消費経済などを学び、時代の変化に対応する力を身に付けます。「生物活用」という農業科目を学び視野を広げられるのも農業学科がある本校ならではの魅力です。ライフデザイン科の学びは、世の中のニーズを捉え、新しい工夫やアイディアを考える力を育てます。

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