
アシストウェアを使用したスマート農業プロジェクトがスタートしました!

12月10日、農業科2年生の野菜専攻生が、岡いちご園(藤田)を視察し、スマート農業とIPMについて学習しました。
1月18日、講師に四方田先生を迎え、農業機械科2年生が、自作環境制御装置を使ったプログラミングの学習をしました。
本年度、JA共済連からの助成金を活用し、ハウス環境のモニタリング装置の製作に取り組んでいます。マイクロコントローラとして発売されたESP32ボードを内蔵のm5stickCとATOMLiteにbme280という温度、湿度、気圧を測定できるセンサーを接続した簡単な装置です。
測定したデーターをWi-FiでAmbientというクラウドサービスに送ります。無料サービスの範囲内で測定データーを記録することができます。装置をパソコンに接続し、Arduinoでプログラムを書き込み、センサーの種類やネット環境の情報、データーのサンプリング間隔、クラウドサービスへのデーター送信の情報をセットします。マイクロコントローラの価格は2000円から1000円とリーズナブルです。センサーはバルク品で500円程度です。乾電池3本で動かすことも可能です。下のグラフは、Ambientのサービスでグラフ表示したものです。2分ごとに測定し、deepsleep状態になるように設定しています。
また、Blynkサーバーにデータを送信すれば以下のように表示することができます。
さらにGoogleスプレッドシートにデーターを送れば2分ごとに更新されるデーターを一覧表示することができます。同じセンサーでもややばらつきがあります。
この装置を農場のハウス環境内に設置し、モニタリング実験の準備を進めています。
また、炭酸ガスセンサーを接続して同様に記録することもできます。
また、設定温度になったら換気扇を回すとか、ヒーターをつけるとか、かん水するとか簡単な制御をリレーを組み合わせることで可能です。その他照度センサー、赤外線センサー、人感センサー、音センサーやLED照明のオンオフなど様々なアイデアに挑戦することができます。
①学校再開から1ヶ月後の日常 https://youtu.be/SphguBFzPzQ
②農業機械科の6月つごもりhttps://youtu.be/n05ipoflbTY
③造園デザイン科の6月つごもりhttps://youtu.be/aRW4n7xSJN8
公式Instagramも是非見てください!https://www.instagram.com/p/CCDUo6Chp3t/?igshid=i80pp168s2zl
本校では、農場での作業の記録をアグリノートに入力して情報共有できるようにしています。作物、果樹、野菜、草花、造園などまさに農繁期です。新型コロナウイルス感染症のため、自宅待機となっている生徒にアグリノートのアカウントを発行し、スマートフォンで農作業の状況を確認するよう指示しています。登校日に短時間でも実際に目で見て確認することでできない体験を補います。次の写真はその記録の一部です。
ESP 32ボードに温湿度センサーと土壌水分センサーを接続し、土が乾いたら自動的にかん水する装置を試作しました。シェフレラをこれから窓際で一ヶ月間、自動かん水で管理します。
ESP 32ボードにbme280 のセンサーを接続し、ハウス内の温度と湿度を1分間隔でクラウドサービスのAmbientに送信しています。グラフで見ることができます。
興陽高校農業科では、JA共済連からの支援を受けてスマート農業についての学習プログラムを実践しています。この度、協力をいただきましたヤンマーアグリジャパンとファームアイのホームページに一連の取り組みが紹介されました。ココをクリックすると見ることができます。御指導いただきました皆様に感謝申し上げます。
さて、いよいよ来月には稲刈りのシーズンを迎えます。天候に恵まれることを願うとともに、豊かな実りを期待しております。高校所有のドローン Mavicpro2を使って空中観察をしながら適期に収穫したいと思います。