スマート農業(ICT農業機械)体験学習

6月25日(月)、晴れ、午後11時の本校6号水田の気温が、水田の照り返しもあって33.4度と高い中、ヰセキ中国の方を講師に迎え、スマート農業体験学習を行いました。受講したのは農業科作物専攻2年生13名で、最初に資料で説明を聞いた後、実際に田植え機の運転を体験をしました。品種はあけぼのです。この田植え機には、GPSセンサーによる直進アシスト機能が付いており、可変施肥機能もあります。これは車輪間の電気抵抗を運転時に測定し、適正な施肥が可能です。これにより肥料の節約が期待できるとのことです。講師の方によるとこういったICTを活用することは省力化や高品質生産に繋がり、新規就農者の確保や栽培技術力の継承に寄与できるとのことです。写真の一番下は、この田植え機で実際の測定結果(作土深とEC電気伝導度)です。田植えをしながら肥料濃度を測定し、そのデータを基に施肥をする事で肥料が節約ができる仕組みです。環境にも優しく持続可能な農業のためには大切な技術です。(o.y)

農業科果樹類型 冬ブドウ「紫苑」に関する取組み発表!

    6月22日(金)岡山県学校農業クラブ主催のプロジェクト発表岡山県大会に農業科3年生7名(浅野真弥・三宅海琴・遠山愛佑菜・中山椋太・山脇千鶴・吉岡涼太・矢吹聡依)が出場し、数年前から栽培に取り組んでいる11月収穫の冬ブドウ「紫苑」の栽培研究と新しいビジネスについての発表を行いました。タイトルは、“冬ブドウ「紫苑」で新しい農業を 〜栽培技術の研究と新ビジネスの開発〜で発表時間は10分間です。
   以下発表の概要です。
本校では紫苑を平成25年に8本導入し栽培しています。私達はこのブドウの栽培を学びながらより高収入の体験型ビジネス、つまりお客さんに栽培を6月の枝管理から収穫までを定期的に体験してもらいというものです。
    その取組みをするにあたって栽培面で2つの課題をクリアする必要がありました。一つは枝が折れやすい特性にどのように対応するか、そして他の品種に散布するボルドー液(農薬)の薬液の飛散により果実が汚れるのをどのように防ぐかである。
   一つ目の課題は、芽飛びを起こした部分に枝を沿わせて補強する添え枝を行うことで解決できました。農薬の付着については薄袋又はポリ袋を使えば、果実の着色を損なうことなく防げることがわかりました。
   次に体験型ビジネスについてですが、「家族deブドウ栽培プロジェクト」と名前をつけ、チラシを配布し、参加者を募集しました。昨年度は4家族の参加があり、さいばいきかんに5回体験をしていただきました。そしてこの企画について参加者にアンケートを取って適正な参加費について算出しました。すると亜主枝当たり2万円ということでしたので市場出荷の1.5〜2倍と有利なことが分かりました。今年は、近隣の小学校に協力を頂いて第2弾の「家族deブドウ栽培プロジェクト」に取り組んでいます。現在ジベレリン処理2回目が無事終了し、ブドウの成育は順調です。
  私たちは活動を通してブドウ栽培の技術を学びました。その中で肥料や農薬散布のような数学の力が必要であったり、思わぬ学力が必要であることもわかりました。案内状を書く力、人前で説明する力、記録し考察する力など国語の力も必要です。私たちはこうした力を授業で身につけ、ブドウ栽培の技術を向上させ、いつか自分のブドウ園で新ビジネスに取り組みたいと思います。

造園デザイン科 「世界らん展日本大賞」への取組み発表!

   6月22日(金)、岡山県学校農業クラブ主催のプロジェクト発表岡山県大会(会場 勝間田高校)に造園デザイン科3年生5名(黒田美優・佐藤彩未・柴崎出帆・下見真菜栄)が出場し、今年の2月に挑戦した「世界らん展日本大賞2018」への取組について発表しました。タイトルは、“「世界らん展日本大賞2018」〜水面に映す僕らの未来〜”で発表時間は10分間です。そして県大会では、優秀賞を受賞することができました。
以下に発表内容の一部を抜粋しました。
 世界らん展日本大賞とは、毎年東京ドームで開催されており、世界各国からも出場する日本最大のランの展覧会です。今年は、2月17日から23日の7日間で開催され、約12万人の方々が来場されました。この大会では個別審査部門をはじめ6つの部門からなっており、ディスプレイ部門に出展しました。
 作品のテーマは「滝」、造園計画の時間にひとりひとりがデザインをし、図面を描きました。39枚の図面から、水が幅広く落ちる布落ちのデザインを採用し、深山の岩肌から湧き出る水が糸のように垂れ落ちる白い糸の滝と静かに咲き誇るランの花々の情景を表現することを計画しました。作品タイトルは「白糸の奏」です。
 作品のメインとなる滝の制作では、重量的に石が使用できないので、カイヅカイブキを使用しました。そのために伐採したカイヅカイブキの皮剥ぎの作業を行い、次に滝が崩れないようにするため両サイドに、竹を用いた滝石組みを制作しました。1本80キロもあるカイヅカイブキを数人で担ぎあげながら、積み上げていきました。最後に、滝から滴る白糸を表現するため、細い真竹を使い、水が通るように節を落としました。テグスを伝わせる水滴が、思うように伝い落ちない為、何度も出口部分や水量を調整しながら、滝を完成させました。
 また、作品に飾るランが美しく見える仕掛けとして、水鏡を設置しました。形を半円とし、効果的に水面に映りこむように墨汁を入れてみました。ランがきれいに映ることで、観覧の方々に楽しんでいただける水鏡となりました。
 会場でのセッティングのため、2月14日に東京ドームに到着し、トラックに山積みの荷降ろしから始まりました。次に区画の仕切りに竹垣を設置し、滝となるカイヅカイブキを積み上げていきます。1日目は滝石組みの構造物をなんとか完成させ、2日目は朝7時からの作業開始で、ランの装飾により仕上げていきます。色の配置や花の向きを考えながら、装飾していきました。最後に、クラス全員で取り組んだ思いを込めて39輪のコチョウランを水鏡に浮かべ「白糸の奏」を完成させることができました。2日間の作業で疲労困ぱいでしたが、完成した感動と達成感で疲れが消えていきました。
 世界らん展日本大賞ディスプレイ部門での審査結果は、奨励賞のトップ、第5位をとることができました。今後も性別や年齢を問わず楽しめるデザインを考え、見て下さる人の目線を大事にした作品作りに生かしていきたいと思います。そして来年2月のラン展に挑戦する2年生にエールを送りたいと思います。

和太鼓部が地域で演奏(一年生デビュー)

6月17日(日)、和太鼓部16名が、「ケアパートナー岡山西(岡山市北区平田)」を訪問し、太鼓を演奏しました。演奏した曲は、「開拓新天地」「大地の鼓童」「傳三郎」の3曲です。生徒の迫力のある演奏に会場から大きな拍手をいただきました。今日は一年生8名が練習の成果を初めて披露するということもあり、演奏前は少し緊張していましたが、演奏が始まると練習の成果をしっかりと示してくれました。これから会を重ねるごとにレベルアップしてくれることが楽しみです。また、体験コーナーでは、高齢者の方に太鼓を実際にたたいていただきました。皆さん元気一杯でした。(o.y)

親子deブドウ栽培

6月16日(土)、農業科の果樹類型の生徒が主催の「親子deブドウ栽培」本年度版は、今日で3日目となりました。本校果樹園に小学生6名とその保護者(5家族) を迎え、今回はジベレリン処理2回目の作業を体験していただきました。品種は収穫時期が11月のため冬ブドウといわれる「紫苑(しえん)」です。6月2日の枝管理からスタートしたこの企画は、2、3年の果樹専攻生の指導のもと、収穫予定の11月まで続きます。ブドウが甘さを一杯ため込んで美味しくなってくれるのが楽しみです。(o.y)

お菓子の宅配

平成30年6月12日(火)

家政科3年食物科学類型20名の生徒たちが、藤田地区の一人暮らしの高齢者40名に手作りのお菓子を届けました。

今年で25年目を迎える、本校家政科の伝統行事です。
家庭科の専門科目「調理」や「フードデザイン」といった授業で学んだ知識や技術を生かし、メニューからパッケージまで自分たちで考え、調理したお菓子10種類です。
形、堅さなどの食べやすさや、味、栄養面など高齢者の方々に合わせて、試行錯誤しながら考案しました。

藤田地区の民生委員の皆様にもご協力いただき、一軒ずつ宅配しました。
地域の皆様と直接触れ合うことで、生徒たちもたくさんの元気をいただき、相互に笑顔になってお別れしました。

農業クラブ フラワーアレンジメント競技で好成績!

6月1日(金)、平成30年度 岡山県学校農業クラブ連盟主催のフラワーアレンジメント競技が、興陽高校で開催され、県内8校から15名の学校代表選手が出場し、35分間のブーケ作りと10分間の筆記試験に取り組みました。競技の結果、最優秀賞1名と優秀賞4名が決まりました。本校から出場した造園デザイン科3年生の佐藤彩未さんが見事に最優秀賞を受賞し、造園デザインデザイン科2年生の渡邉鈴花さんが優秀賞を受賞しました。どちらの作品もスパイラルの結束部分がしっかりとしており、ブーケ姿の良い素晴らしい作品でした。なお、佐藤さんは10月20日に山口市で行われる「さんフェアやまぐち」に岡山県代表として出場します。(o.y)

 

羊の毛刈り

平成30年5月30日(水)

農業科3年 科目「畜産」選択者20名対象に、岡山農業公園ドイツの森の松本朝生様にお越しいただき、「羊の毛刈り」実技講習を実施しました。

モクモクの毛をまとった羊は様々な体勢にされながらも、暴れることなく、どんどん毛を刈られていきます。
羊の扱い方や毛刈りのポイントについて、丁寧に、わかりやすくご指導いただき、生徒20名全員も交代しながら毛刈りを体験しました。

ちょうど、RSKラジオの生放送でも中継していただき、インタビューも受けました。

毛刈りが済んだ羊は、これで暑い夏を迎えることができますね。すっきりしました。まるでヤギみたい??(笑)

 

二校園合同避難訓練を実施しました

平成30年5月29日(火)

南海トラフ地震の発生を想定し、岡山市六区保育園と興陽高校とで合同の避難訓練を実施しました。

9:40 二校園で同時に、震度5強程度の地震発生
一次避難として、各校園のグラウンドに避難し、点呼。

次に、津波警報が発令されたとして、二次避難開始。
保育園児は、3階建ての建物がある興陽高校へ避難。
避難に際しては、本校家政科3年生が保育園まで園児を迎えに行きます。本校の3階の避難場所へ誘導しました。
お姉さんと手をつないでいるので、園児は安心して避難できました。
高校生は、各校舎の3階へ避難しました。

みんな静かに、落ち着いて避難することができました。

岡山市南消防署妹尾出張所署員の皆様、藤田地区安全パトロール隊の皆様、大変お世話になりました。

 

 

 

EXPERI-TIME 造園デザイン科

造園デザイン科2年 後楽園・半田山植物園

後楽園では、造園デザイン科でおよそ1年学んだことを踏まえ、後楽園の歴史の概要や、フィールドワークを通じて気づいた園の良い点や改善点について話合いました。

L科2年Experi-time

L科2年Experi-time

L科2年Experi-time

L科2年Experi-time

半田山植物園では、身近な植物から普段見ることができない植物について、実物を観察しながら学習しました。教科書や図鑑では体験できない、大きさや臭いや質感を感じることができました。

L科2年Experi-time

L科2年Experi-time

L科2年Experi-time

どちらの園も以前とは違った視点で、園の方々の詳しい説明を聞いたり観察をしたりすることを通して、今後の専門の授業・実習への意欲が更に高まりました。天候にも恵まれ、改めてそれぞれの園の美しさを実感し、そしてその美しさを管理するための地道な努力が必要だということも学習しました。

L科2年Experi-time