H30 ファミリー稲作体験会(田植え編) 大盛会!

   6月30日(土)、興陽高校の農場で恒例のファミリー稲作体験会を実施しました。テレビせとうちの御協力により参加募集をしたところ、約50家族150名の方が参加してくれました。この日、始まる前まで雨が降っていましたが、開会の9時にはピタリと上がり、予定通り田植え体験をしていただくことができました。また、今回はヰセキ農機の御協力によりGPS田植え機の運転も希望者に体験していただくことができ、米作りの原点「手植え」とICT農業機械の両方を伝えることができました。

今回の運営を担当したのは、農業科1〜3年生60名です。田植えの準備から指導まで、日頃の学習の成果をしっかりと発揮してくれました。参加した子供たちは泥だらけになりながら、家族と一緒に一生懸命田植えをしてくれました。その他に高校生企画の田んぼの生き物クイズやふれあい動物園、大型農業機械の展示も好評で、楽しんでいただくことができました。

なお、今回植えた品種「あさひ」の成育状況を、10月下旬頃予定のファミリー稲作体験会(稲刈り編)の日までホームページで定期的にお知らせしますので、成長の様子を是非観察してください。(o.y)

被服デザイン科 ドレス制作中!

6月29日(金)、今日が期末考査直前の授業最終日です。被服デザイン科3年生の制作途中のドレスがデザイン画と一緒に廊下や教室内に展示されていました。とても素晴らしいドレスの数々(写真はその一部)です。その他、被服デザイン科の取り込みはトピックスをご覧ください。(o.y)

農業機械科 実習で物作り

6月29日(金)、農業機械実習室では3年生が、それぞれのグループに分かれて物作りに取り組んでいました。鋼材にジョイントを溶接している生徒たち、ゼロハンカーの新しい車体製作に取り組んでいる生徒たち、旋盤を使って部品を削り出している生徒たち、皆んな真剣に取り組んでいます。(o.y)

ふれあい動物交流

6月29日(金)、六区保育園の4歳児22名を農場に迎え、動物交流行事を行いました。企画したのは農業科3年生(畜産選択者)20名の皆さんです。最初に園児たちのために考えたふれあい動物クイズを出題し、園児たちに動物についてわかりやすく説明しました。その後、アルコールで手を消毒し、靴の裏側を消毒してから高校生が手を繋いで動物たちのところまで案内しました。

園児たちは、ウサギやヤギ、豚や羊に烏骨鶏などを近くで見たり、触ったり、エサを与えたりと大喜びでした。途中から雨が降ってくるなどのハプニングもありましたが、動物交流を無事に終了することができました。(o.y)

興陽高校&真庭高校 交流学習(田植え編)

6月27日(水)、真庭高校食品科学科2年生3名を迎え、酒米雄町米の田植えを体験していただきました。担当の興陽高校農業科作物類型3年生のサポートにより1.2ヘクタールの田植え体験です。今日はヤンマー農機から、密苗対応で省力化できる新型の田植え機を教材として提供していただき、米作りの最先端を学ぶことができました。なお、11月には田植えをした雄町米の稲刈りを体験のため2回目の交流学習を実施し、12月から来年の3月に掛けて今度は真庭高校の生徒が中心となって真庭市勝山の辻本店の御協力を得て酒造り体験をし、清酒「興陽」と「たまくせ」が出来上がります。さっぱりとした味わいで人気があり、両校のイベントとピュアリティまきびで購入することができます。この取組みは、本年度で11回目となりますが、これからも継続していきます。担当した生徒の皆さんには二十歳になって、是非この取組みを思い出しながら出来上がった清酒を味わっていただけたらと思います。(o.y)

 

農業機械科の総合実習

6月26日(火)、農業機械科3年生の総合実習の様子です。最初の写真は、内燃機関性能試験を行なっているところで、エンジンの回転数と損失エネルギー量との関係を明らかにするために排気温度等を計測し、ノートにデータを記録しています。次の写真は、引っ張り試験機を使って鋼材の引っ張り強度等の特性を検査しているところです。次の写真は紙で多面体造形作りに取り組んでいるところです。造形については、更に写真のような複雑な作品にも今後挑戦する予定です。(o.y)

 

記念館庭園バリアフリー化3年目の取組み

昨年度の百周年事業で整備された記念館、その周辺の庭園のバリアフリー化もその一環として取り組んでおり、今年3年目を迎えます。写真は、6月25日造園デザイン科庭園施工管理類型3年生16名の実習の様子です。最初の写真は、記念館前にみかげ石の板石を敷設しているところで、次の写真は、石積みをしているところです。通路の整備も行っており、池の周りを車椅子で回遊できるようにする予定です。なお、7月16日の海の日には、この記念館で定例茶会が行われます。(o.y)

スマート農業(ICT農業機械)体験学習

6月25日(月)、晴れ、午後11時の本校6号水田の気温が、水田の照り返しもあって33.4度と高い中、ヰセキ中国の方を講師に迎え、スマート農業体験学習を行いました。受講したのは農業科作物専攻2年生13名で、最初に資料で説明を聞いた後、実際に田植え機の運転を体験をしました。品種はあけぼのです。この田植え機には、GPSセンサーによる直進アシスト機能が付いており、可変施肥機能もあります。これは車輪間の電気抵抗を運転時に測定し、適正な施肥が可能です。これにより肥料の節約が期待できるとのことです。講師の方によるとこういったICTを活用することは省力化や高品質生産に繋がり、新規就農者の確保や栽培技術力の継承に寄与できるとのことです。写真の一番下は、この田植え機で実際の測定結果(作土深とEC電気伝導度)です。田植えをしながら肥料濃度を測定し、そのデータを基に施肥をする事で肥料が節約ができる仕組みです。環境にも優しく持続可能な農業のためには大切な技術です。(o.y)

東疇小学校ふれあいコンサート出演♫

6月23日(土)、岡山市立東疇小学校にお招きいただき、PTA主催の「ふれあいコンサート」演奏させていただきました。
低学年向けと高学年向けと、2回公演でした。
子どもたちの楽しそうな反応に、いい経験と勉強をさせていただきました。

東疇小学校の校長先生のページにも載ってます。
http://www.city-okayama.ed.jp/~unekkos/h30%20news.html

農業科果樹類型 冬ブドウ「紫苑」に関する取組み発表!

    6月22日(金)岡山県学校農業クラブ主催のプロジェクト発表岡山県大会に農業科3年生7名(浅野真弥・三宅海琴・遠山愛佑菜・中山椋太・山脇千鶴・吉岡涼太・矢吹聡依)が出場し、数年前から栽培に取り組んでいる11月収穫の冬ブドウ「紫苑」の栽培研究と新しいビジネスについての発表を行いました。タイトルは、“冬ブドウ「紫苑」で新しい農業を 〜栽培技術の研究と新ビジネスの開発〜で発表時間は10分間です。
   以下発表の概要です。
本校では紫苑を平成25年に8本導入し栽培しています。私達はこのブドウの栽培を学びながらより高収入の体験型ビジネス、つまりお客さんに栽培を6月の枝管理から収穫までを定期的に体験してもらいというものです。
    その取組みをするにあたって栽培面で2つの課題をクリアする必要がありました。一つは枝が折れやすい特性にどのように対応するか、そして他の品種に散布するボルドー液(農薬)の薬液の飛散により果実が汚れるのをどのように防ぐかである。
   一つ目の課題は、芽飛びを起こした部分に枝を沿わせて補強する添え枝を行うことで解決できました。農薬の付着については薄袋又はポリ袋を使えば、果実の着色を損なうことなく防げることがわかりました。
   次に体験型ビジネスについてですが、「家族deブドウ栽培プロジェクト」と名前をつけ、チラシを配布し、参加者を募集しました。昨年度は4家族の参加があり、さいばいきかんに5回体験をしていただきました。そしてこの企画について参加者にアンケートを取って適正な参加費について算出しました。すると亜主枝当たり2万円ということでしたので市場出荷の1.5〜2倍と有利なことが分かりました。今年は、近隣の小学校に協力を頂いて第2弾の「家族deブドウ栽培プロジェクト」に取り組んでいます。現在ジベレリン処理2回目が無事終了し、ブドウの成育は順調です。
  私たちは活動を通してブドウ栽培の技術を学びました。その中で肥料や農薬散布のような数学の力が必要であったり、思わぬ学力が必要であることもわかりました。案内状を書く力、人前で説明する力、記録し考察する力など国語の力も必要です。私たちはこうした力を授業で身につけ、ブドウ栽培の技術を向上させ、いつか自分のブドウ園で新ビジネスに取り組みたいと思います。